メロン
北海道や茨城県など、全国各地で使用されています。
過去試験データ
使用目的
メロンの根は浅根性で酸素要求量が大きく、水はけ・通気性の良い土壌を好む一方で、土壌水分は生育ステージによって灌水量が異なるため、水持ちも良い土壌の団粒構造化が重要となります。メロンの品質は果実負担の掛かる着果から収穫期までの樹勢が大きく関わり、生育初期より深く根を張ることの出来る土づくりが果実の肉質・糖度向上につながります。堆肥などの有機物と嫌気性微生物も含むコフナを施用し深層部までの作土層確保を図ります。
また、土壌微生物の多様化・活性化は根群(特に毛細根)の発達や根圏の静菌作用を高めます。
基本的な使用方法
収穫後すぐに
使用数量:
コフナ1号もしくはコフナMPSS 7~15袋/10a。
使用方法:
残っている土中の残根・残渣などの有機物ともに全層混和。
効 果:
定期的に行うことで微生物が繁殖し、深くやわらかい土になっていきます。
そ の 他:
収穫後は水分もありますので、出来るだけ早くコフナを投入し微生物を繁殖。
初期の活着促進のために
散布時期:定植10~14日以上前
使用数量:
コフナ1号もしくはコフナMPSS 7~10袋/10a
使用方法:元肥と同時に施用。土壌混和。
注 意 点:未完熟の堆肥と同時には施用しないで下さい。
コフナ・ソーラー法(コフナを併用した太陽熱・土壌還元消毒)
育苗や少量培土(高設栽培・バック栽培等)の場合
床土の量が少ないので根が痛みやすく、生育中の根の痛みは品質に大きく影響するので良質の有機質資材を主体にします。
①育苗の場合
使用時期:播種までの1ヶ月前
使用数量:フランスコフナ 1袋/約300鉢の鉢土
使用方法:培土と混和
効 果:
フランスコフナの量は僅かですが茎も太くしっかりした苗が出来ます。
②植穴処理
使用時期:定植時
使用数量:フランスコフナ 一握り(70~150g)/植穴
使用方法:土と施す
効 果:
フランスコフナは根に触れても根焼けを起こしません。
活着が大変良くなるのがわかります。
③30~40坪(ガラス温室)
使用時期:定植10日~14日前まで(直前でも可)
使用数量:フランスコフナ 2~4kg/ベッド一通り
使用方法:ベッドにすき込み
そ の 他:
他の肥料と共にすき込んでも問題ありません。
植穴に施すよりも使用量がやや多くなりますがベッド全層の土作りになり根張りが大変良くなります。また、前作の残根などを分解してくれます。
追肥として
使用時期:
交配前とネットが出る5~7日前の2回(又はどちらかの1回)
使用数量:フランスコフナ 適量
使用方法:
根の周りやベッドの両側に施す。
前もって配合肥料とフランスコフナを混合しておくと一層効果があります。
効 果:根毛の発育が目立って良くなります。
フランスコフナを使うと活着とその後の根張りが著しく良くなるので収穫までの管理が易しくなります。蒸気消毒が終わってからフランスコフナをすき込むと、有益な微生物群が早く増殖して病源菌などの有害微生物が増えるのを抑えます。