作物別使用方法

ほうれん草

 東北岩手を中心に、施設や露地に関わらず全国的に使用されています。「良い根が良い茎葉を作る」ホウレンソウの生育は地力が鍵を握ります。地下部(根)が地上部(茎葉)に先立って生育するため、根が深く広く張る作土(土壌)が必要となります。
 また播種から始まるホウレンソウ栽培では、水分コントロールがしやすい土壌が有利となります。根には酸素が多く必要で、乾きやすいor水の抜けない土壌は根の生育不良の原因となります。特に夏場では浅根であると暑さの影響も受けることもあり、その解決には土壌に団粒構造を作ることで解消されます。

ほうれんそう

使用目的

 有機物を分解する微生物を含んでおりますので、残根や残渣などの有機物を分解して、腐植・団粒構造を作ります。根圏層の微生物が多様化し、発根を促進、根を保護します。微生物と腐植が増えることで、土壌の窒素は微生物態窒素となり、土壌EC低下も期待できます。

■残根が引き起こすリスク

 
 ほうれんそう    
     

※上記のイラストはホウレンソウではないですが、あくまでイメージです。

       

 同一作物の連作を行うと、一般的に収量が減少する傾向にあります。特に夏場などの高温時期は栽培が難しくなってきます。

原因として:

①土壌中(根圏)の病原菌の密度が増加する。
②同じ作物を育てることにより、残根が残りやすくなり、未分解の残根・残渣が次作に悪影響を与える。
③土を耕し過ぎたり、化成肥料や土壌消毒剤を多く使ったりすることで、土壌の団粒構造が破壊される。などが挙げられます。

《収穫量を上げるために》

 収穫量を上げるにはいかに生育を早めるか、あるいはいかに重量を上げるかに掛かってきますが、同時に施用した有機物によってはコフナを施用すると地温が上昇し生育が早くなります。またコフナを使用した効果の中で最も言われる“葉肉が厚くなる”ことにより重量が増加します。

基本的な使用方法

(1)通年栽培の場合

 微生物の補給と、前作の残根を分解し、新根を張らす環境づくりのために、作毎にコフナを投入します。主に、岩手県、秋田県、福井県の寒冷地(高冷地)等、夏場の収穫を安定したいところでは、この体系を多く組んでいます。

 ※年4~5回使用。夏場の気温・地温が高い地域は、6・7月の使用はお控え下さい。団粒構造は、一朝一夕ではできません。(特に雑草対策で)薬剤消毒を使用した場合は、分解しやすい団粒化の元である繊維質(炭素)を投入し、早急に腐植を土壌に増やしましょう。

夏場も順調に収穫できている場合

使用時期:作毎に

使用数量:コフナ1号もしくはコフナMPSS ※年間で20~30袋/10a

使用方法:

コフナ・ソーラー法もしくは土壌消毒後のコフナ投入
※育苗用コフナを使用すると根張りが良くなるためタネは薄撒きして下さい。
(苗箱1箱あたりタネ100~120g)

備  考:

コフナ・ソーラー法終了後は、地温が高くなっていますので、地温が28℃以下(ホウレンソウの発芽限界)になるのを必ず確認して下さい。
堆肥・元肥に窒素を多く含んでいると初期に徒長気味になる恐れがあります。
窒素分を減らすか、もしくは繊維質(有機物)を投入して下さい。

農薬を使用しない土壌消毒方法(コフナ・ソーラー法)

 太陽熱消毒を行う際に、コフナと有機物を投入して行います。主に5月~9月までの間で、1ヶ月~1ヵ月半以上圃場を空けることが出来る場合に実施可能です。

      ほうれんそう

薬剤による土壌消毒後の微生物補給

散布時期:土壌消毒後から植え付け前まで

使用数量:コフナ1号もしくはコフナMPSS 10~15袋以上/10a

使用方法:元肥とともに耕起