使用目的
大面積での栽培(露地栽培)が多く、栽培管理も植え付けを行った後は、施設園芸のようにこまめな管理が難しく、土壌の善し悪しによって生育に大きく差が出やすい品目です。大きな天候変化の中でも安定収穫を行う、欠株が出やすいところを改善する、収穫効率をあげる、地力を高める、などの目的にコフナは使用されています。
天候が安定しているときは、メリット(大きな差)を感じてもらいにくいこともありますが、異常気象が続くときなどは地力の差がはっきりと現れます。
圃場の改善
圃場全体の物理性の均一化
(排水不良地の改善・保水性が悪い箇所の改善・保肥力の改善等)
→改善され、収穫の安定化に寄与
残渣の分解
次作への影響を最小限にするため
→一部土壌病害対策につながると考えられます。
生育の安定
定植後の活着の安定化
→一部土壌病害対策につながると考えられます。
基本的な使用方法
1.収穫直後にコフナを投入…残根や収穫残渣の早期分解
2.堆肥等有機物との同時施用…地力の向上
3.緑肥のすき込み時に同時施用
基本的にはすき込み時にコフナを施用する。緑肥をすき込む際に時間が余りとれない恐れがある場合は、緑肥前にコフナを施用しても、ほぼ同様な効果(作土層の増加・排水性の改善)が出ており、作業に合わせてコフナの散布のタイミングを考慮してください。
4.農薬との併用
土壌消毒剤(燻蒸処理剤→クロルピクリン、バスアミド等)との併用についてはガス抜き後に使用してください。
殺菌剤(根こぶ病対策のネビジン・オラクル等)は同時に使用しても問題ありません(使用実績あり)。